暑い夏が過ぎて、過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。熊本市議会も９月議会が終わり、市の執行部は新年度予算に向け予算要求が始まる時期となりました。９月議会は令和３年度の決算報告が行われましたが、財政健全化を示す財政指標は、他の政令指定都市(１９市)平均と比較して中位となっており、堅実な財政運営が行われていると言えます。ただし、財政力指数(市で自由に使える予算)は低い状況にあります。原因は明らかで、大きな企業が熊本市に少ないことです。企業誘致に力を入れなければならないことが課題です。私は、星子市長以降、50年にわたり時々の市長の行政運営を見てきました。中には、任期中にいろいろな施設を作り、その後を引き継いだ市長は、財政健全化に努力することもありました。また、マスコミの皆さんも短期間での評価をしがちです。市民の要望、将来にわたる財政状況、県の中心としての熊本市の役割などトータルで判断する行政運営が求められています。議員としては、将来を見据えた行政運営が行われているのか、財政状況を踏まえた政策が実行されているのかなどをチェックしながら、不十分なところは新たに提案するなど活動を行っていきます。